「あなたの総資産は、今いくらですか?」
──この質問に、3秒以内で答えられる人は、おそらく10人に1人もいません。
メイン銀行、ネット銀行、証券口座、つみたてNISA、企業型DC、楽天ポイント、PayPay残高、保有株、暗号資産…。気づけば資産は数十か所に分散していて、自分の総資産が"なんとなく"しか把握できていない 状態になっていないでしょうか。
6月の夏のボーナス支給を目前に控えたいま、「資産の棚卸し」をやるベストタイミングです。この記事では、複数の口座と投資先に散らばった資産を 1画面で見える化する3ステップ と、続けるためのコツを紹介します。
なぜ「自分の総資産が分からない」のか — 3つの分散
総資産を把握できていない人は、決して怠けているわけではありません。3つの構造的な分散 が、把握を阻害しています。
分散①:口座が10か所以上に散らばっている
平成までは「給与振込口座」と「貯金用口座」の2つで完結していました。しかし今は、ネット銀行、楽天証券、SBI証券、PayPay銀行、住信SBIネット銀行、生命保険、確定拠出年金…と平均10〜15か所に資産が散っています。1か所ずつ残高を見ても全体像が見えません。
分散②:紙・アプリ・記憶の管理が混在している
通帳は紙、証券口座はアプリ、暗号資産はExchange、保険は契約書、定期預金は記憶頼り──。管理する場所がバラバラ なので、全部を集計する手間が膨大。気づけば家計簿アプリも開かなくなります。
分散③:家計簿と投資管理が別世界になっている
家計簿アプリは「今月の支出」を追い、投資アプリは「個別銘柄の損益」を追う。でも本当に知りたいのは 「全部足した資産が今いくらで、去年と比べてどう増減したか」。この視点を提供してくれるツールが、意外と少ないのです。
総資産が"見える化"されると、人生の何が変わるか
総資産を1画面で把握できるようになると、お金の不安が劇的に減ります。
- 将来の見通しが立つ:今のペースであと何年で目標に届くか計算できる
- 無駄な不安が消える:「足りない気がする」が「あと◯◯円必要」に変わる
- 資産配分の偏りに気づける:「現金が多すぎる」「株に偏りすぎ」が一目瞭然
- 家族と話し合える:パートナーや親と数字で議論できるようになる
逆にいえば、把握できていないと 「ぼんやりした不安」 がずっと続きます。これは精神衛生上もよくない。資産管理は数字の作業ではなく、心の平穏のための仕組みづくり です。
シンプル資産管理アプリで始める3ステップ
「家計簿が続かない」「Excelで管理を試みて挫折した」──そんな方でも続けられる方法を3ステップで紹介します。
ステップ①:カテゴリで大まかに仕分ける
最初から完璧を目指すと挫折します。まずは 5〜7カテゴリ に大別するだけでOK。
- 預金(メイン銀行+ネット銀行の合計)
- 投資信託・株式(NISA・特定口座)
- 確定拠出年金(iDeCo・企業型DC)
- 保険(解約返戻金)
- 暗号資産・その他
- 不動産(保有していれば)
最初は「ざっくり」が正解。粒度は使いながら調整していきます。
ステップ②:月1回、月末に入力するだけ
毎日記録する家計簿は続きません。資産管理は 月1回、月末 で十分。残高をスマホで確認しながら、各カテゴリに金額を入れていくだけ。所要時間は慣れれば5〜10分。
ステップ③:グラフで配分の偏りをチェック
数字を入れたら、円グラフや推移グラフで 資産配分の偏り を確認。現金が60%以上なら「インフレに弱い」、株が80%なら「相場下落に弱い」、と一目で分かります。配分のリバランスは年1〜2回でOK。
ありがちな間違い3つ
間違い①:細かく分けすぎる
「楽天銀行」「PayPay銀行」「住信SBI」と個別に項目を作りすぎると、入力が苦痛になります。 「ネット銀行」でまとめる くらいでちょうどいい。
間違い②:日次で記録しようとする
株式や投資信託の評価額は毎日動きます。日次で追うと一喜一憂してストレスに。月末スナップショット だけで十分。
間違い③:評価額の上下に振り回される
投資資産は短期で上下動するもの。1か月の下落で焦って売る、上昇で調子に乗って買い増す、は最悪のパターン。長期トレンド で見るために、月次・年次のグラフを優先しましょう。
ボーナス前にやる"資産の棚卸し"チェックリスト
夏のボーナスが入る前に、以下のチェックを済ませておくと、ボーナスの使い道が見違えるほどクリアになります。
| チェック項目 | 確認内容 |
|---|---|
| ① 全口座の残高をリスト化 | 銀行・証券・電子マネー含めすべて |
| ② 総資産の合計を算出 | カテゴリごとに集計 |
| ③ 資産配分の比率を確認 | 現金/投資/年金/保険など |
| ④ 1年前との増減を比較 | 純増額がいくらか |
| ⑤ ボーナスの配分を決定 | 貯蓄/投資/支出に何%ずつ |
このチェックを 1時間以内 で終えられるようになれば、毎月のお金の管理が一気に楽になります。
シンプル資産管理アプリ「Shisan」で1画面に集約する
ここまで紹介した「全資産を1画面で把握する」仕組みをiPhoneで実現するアプリが Shisan(シサン) です。
- 預金・株式・投資信託・不動産・仮想通貨など 全資産をカテゴリ別に一元管理
- 総資産の 推移をグラフで可視化、年次の増減が一目でわかる
- 資産配分の 偏りも円グラフで即チェック
- 月1回の シンプル入力 で続けられる設計
- App Storeから完全無料でダウンロード可能
ややこしい銀行連携や複雑な設定は不要。「自分の資産がいくらか」を正確に把握できる、ミニマルな資産管理アプリです。
まとめ — ボーナス前の30分が、来年の自分を変える
総資産の把握は、お金持ちだけの作業ではありません。むしろ「資産が少ない」と感じている人ほど、把握することで安心感が手に入ります。
- 5〜7カテゴリ に大別する
- 月1回、月末 に入力する
- グラフで配分 をチェックする
- 月次・年次 の長期トレンドを見る
このリズムをShisanで作っておけば、夏のボーナスも、年末調整も、来年のNISA枠も、迷いなく判断できるようになります。
まずは今夜、Shisanをダウンロードして「現在の預金合計」だけ入力してみてください。最初の1画面ができた瞬間から、お金との向き合い方が変わります。

